2018年05月01日

山根一仁、プログラムを語る!

2018年5月3日(木・祝)13:30開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
「新星の煌めき―俊英デュオ」
山根一仁&北村朋幹 デュオ・リサイタル

日本音楽界の期待を一身に受ける俊英2名、いよいよ公演迫る!
今回のために練りに練ったプログラムを
山根一仁が大いに語ってくれました。
公演当日が待ちきれない!

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−今回、曲目はどのようにして選ばれたのでしょうか。

(山根)演奏会のプログラムは何かしらのコンセプト、関連性を持たせるようにしています。前半のシュニトケ、ショスタコーヴィチは、ソヴィエトの作曲家という共通点がもちろんありますが、2人ともバッハをとても尊敬していた作曲家で、それぞれの曲の至る所にバッハの影響を受けていると思われる箇所があります。僕は宇宙の果てを感じさせるようなバッハの音楽が大好きで、それに近づこうとする、あるいはリスペクトしているこの2人の作曲家も素晴らしい。シュニトケは日本音楽コンクール(注:中学3年時に優勝したコンクール)の課題曲として弾いて以来ずっとレパートリーとしています。ショスタコーヴィチは昨年はじめて演奏し、本当に素晴らしい曲ですがあまり演奏されないため、もっとみなさんに聞いていただきたいという思い、そして自分の(成長の)ためという思いもあり、組み込みました。


−シュニトケのヴァイオリン・ソナタにはどんなイメージをお持ちでしょうか。

(山根)シュニトケはコンクール時から大好きで、その時はうまく弾きたいという一心でしたが、何度も弾いている内に、更に深みにはまっていきました。この曲は、たとえば皮肉であったり、暴力的なものであったり、そういったものを表現している中で、第3楽章で急に美しく…美しすぎて、逆に不気味なくらいの綺麗さがあったり。
この作品の核はパッサカリアと題されたこの第3楽章だと思います。ここで生み出される透明感は、異世界を浮遊しているような、そんな感覚さえ感じさせます。そしてその透明感は、楽章の終わりに向けて狂気へと変化していく…。この楽章ではBACH(シ♭−ラ−ド−シ)の音をハ長調に移行したCHDCis(ド−シ−レ−ド♯)が度々出てきますが(注:楽章冒頭のピアノ等)、ハ長調はまっさらな、まさに宇宙を感じさせる調です。ここに、バッハへの大きなリスペクトが表れています。


−同じソヴィエトを代表する作曲家・ショスタコーヴィチのソナタが前半の2曲目に組まれましたね。

(山根)ショスタコーヴィチのソナタは晩年の頃の作品です。ショスタコーヴィチは当局に対する皮肉を込めた作品を多く残しましたが、この作品はそういった当局からの抑圧の中で書かれたものではなく、もっと達観した…人智を超えたものなのではないかと僕は思います。彼がいろいろな経験を重ねた上で、結局最後は神のもと、そしてバッハのもとへ辿り着く…まるでオルガンのような響きを感じさせてくれる箇所がいくつかあったり、バッハの舞曲のようなところもあったり。素晴らしい曲です。
辛い人生を歩んできた彼ですが、この作品ではその足跡が描かれているのではく、彼自身の今が描かれているのではないかと思います。例えば「革命」交響曲や「レニングラード」交響曲にあるような人間の嫌なところ、権力による抑圧に対する反抗を書きたかったわけではなかったのではないかなと。皮肉を書く必要のない、ストレートに書かれた作品だと感じています。でも例えば、第2楽章は確かに激しいし、人によっては暴力的と受け止める方もいらっしゃるかも知れない。でも僕は、そうではないと思っています。


−そして後半のバッハへとつながる。

(山根)後半のはじめにバッハを組んだのは、もちろん前半の流れを意識したこともあります。バッハの他の曲も大好きですが、この世で一番好きな曲をひとつ挙げるとしたらパルティータ第2番のシャコンヌを選ぶくらい、本当に好きな曲です。


−バッハと言えば今師事されているクリストフ・ポッペン先生も偉大なバッハ演奏者として知られていますね。

(山根)ポッペン先生には、バッハを弾くにあたっての細かいテクニックなども教わりましたが…個性は出るものであって出すものではない、本当に曲を勉強し自然に弾いたときこそ、もっとも個性が出るのだと、そういったことを間接的に教えてくれている気がします。
先日ポッペン先生の前でパルティータ第2番を全曲、弾いたのですが、すべて弾き終わった後に「君がいいと思った通りに弾けば、良くなるよ」と言われたのは嬉しかったですね。一生バッハを勉強していこう、と改めて思いました。
バッハは自分の現在地を確かめられる、重要な作曲家だと思います。バッハが重要だということは当たり前のことですが、本当に好きになって勉強すればするほど、その重要さ、偉大さをより一層感じます。


−ストラヴィンスキーの「イタリア組曲」を選んだのは?

(山根)この作品はピアノの北村くんから「君に合っているのでは」と勧められたのをきっかけに。バレエ音楽「プルチネッラ」をストラヴィンスキーがオーケストラ組曲に編曲し、それをさらに彼自身がヴァイオリンとピアノ版に編曲したものです。この作品は今回はじめて演奏しますので、とても楽しみです。
「イタリア組曲」はイタリアン・バロックのスタイルを踏襲した作品ですので、バッハからのバロックの流れ、さらには前半のソヴィエトの作曲家、というつながりもあり…プログラミングとしては最高のものができたと思っています。

posted by 神奈川芸術協会 at 10:51| 公演情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

世界のディーヴァ、アンドレア・ロストの歌声!

2018年7月19日(木)2:00開演 横浜みなとみらいホール
アンドレア・ロスト ソプラノ・リサイタル

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究極のエレガント・ボイスで世界中のオペラ・ファンを魅了するアンドレア・ロスト。
3年ぶりのリサイタルが、オール・オペラ・アリア・プログラムで実現!
この夏のハイライトになること間違いなしの公演です!

百聞は一聴にしかず!まずは彼女の動画をご覧ください。
リサイタルは首都圏で唯一、横浜だけ!


グノー:「ファウスト」より 宝石の歌


プッチーニ:「蝶々夫人」より


プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」より 私のお父さん(ピアノ伴奏)
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2018年01月21日

速報!急遽追加公演決定!

ラファウ・ブレハッチ ピアノ・リサイタル
2018年3月30日(金)19:00開演 ミューザ川崎シンフォニーホール


東京公演売切れに伴い、急遽追加公演決定!
しかも昨秋とは別プログラムでの実現です。なんと待望の「英雄」ポロネーズも!
この春ブレハッチを聴ける最後のチャンス!お聴き逃しなく!

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2017年12月26日

ヨシフ・イワノフのヴィルトゥオーゾ動画!

ヨシフ・イワノフ ヴァイオリン・リサイタル
2018年4月13日(金)14:00開演 横浜みなとみらいホール


ベルギー音楽界のライジング・スター、ヨシフ・イワノフのリサイタルが決定!
今回は弟フィリップとの兄弟デュオで実現!

洗練されていながら熱い!その演奏をぜひ動画でご覧ください。


posted by 神奈川芸術協会 at 17:20| 公演情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月11日

【重要なお知らせ】公演中止のお知らせ

2017年12月15日(金)19:00開演 神奈川県立音楽堂
神奈川フィル・ベートーヴェン・ディスカバリー


表記公演に出演を予定しておりました指揮者 鈴木秀美は、健康上の都合により出演が出来なくなりましたたため、公演は中止となりました。

チケットをご購入いただき、公演を楽しみにされていた皆様には心よりお詫び申し上げますとともに何卒事情をご賢察いただき、ご了承賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

ご購入済みチケットの払戻し方法は以下をご覧くださいませ。

1.神奈川芸術協会でご購入の方
ご購入の方皆様に払戻し方法につきましてのご案内を発送いたします。同封されている返金先指定書と公演チケットを一緒に当社までご返送ください。

2.芸協WEBチケットでご購入の方
ご購入の方皆様にメールにて連絡いたします。

なお、同じく鈴木秀美が出演を予定しておりました12/22(金)第九公演に関しては、鈴木優人に変更して公演を行います。詳しくはこちらをご覧ください。

posted by 神奈川芸術協会 at 12:25| 公演情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする